山田夢幻の呟き005

山田夢幻の呟き005

マリーゴールド「セシニの販促でソルト財閥から受け取った、金塊が全部、無くなっちゃいましたね」

山田夢幻「早く、針屋書店の経営を軌道に載せなければならない」

マリーゴールド「頑張りましよう店長。新作のSF小説「電脳世紀東京ノーブル・パゴーダ」を完成させましょうよ」

山田夢幻「蝉川様が上手くやってくれる事を期待しよう、マリーゴールド君」

フラクター選帝国ヤマト領首都丞恕

場面は変わって、フラクター選帝国ヤマト領、豪霊寺将軍家の御膝元の城下町、丞恕(じょうど)。

蝉川時雨「スズメ、ツバメ、新しい任務を言い渡す。コモンで芸能界デビューをしろ」

スズメ「は、なんで、スズメ達がカールズ・ユニットするんです?シグレ様ッス」

ツバメ「え、ツバメは、別に、任務なら、いいですけれど。だって私って、テレビ出ている芸能人よりも美少女ですから。てへっ」

蝉川時雨「これから、お前達下忍は、くノ一だけのガールズ・ユニット「忍峠12(シノビトウゲ・トゥエルブ)」を結成する。だが、仲間達を、後10人、集めなければならない」

スズメ「シグレ様マジっす?」

蝉川時雨「ああ、そうだ、お前には、正念場のマジホンの任務だ」

スズメ「でも、ガールズ・ユニットってボーイフレンドが居たり、結婚していたら不味いって聞いていたッス。陣と結婚前提で付き合っているッス」

蝉川時雨「陣は、現在、フラクター選帝国から抜け忍になっている。忘れろ」

スズメ「まだ殺されていませんから、陣は強いから大丈夫ッス。添い遂げるって二人で誓ったッス」

ツバメ「でも、スズメは、すっごい音痴ですよシグレ様。時雨様もカラオケで知っているじゃないですか」

スズメ「そうッス、音痴はガールズ・ユニットに参加できないッス。スズメを外してくださいッス」

蝉川時雨「口パクだ。口パクで歌っているフリをしろスズメ」

スズメ「最悪ッス。シンガーのユニットだけは入りたくなかったッス」

蝉川時雨「フィジカルだ。お前は、運動神経の良さを生かしたダンスのパフォーマンスを武器にするのだスズメ」

スズメ「でも、スズメもツバメも十八歳ッス。ガールズ・ユニットとしては、少し年齢が高いッス」

蝉川時雨「年齢詐称をしろ。お前たちは二人は、今から十六歳だ。変装するまでもない」

ツバメ「時雨様、他の十人のアテは在るのですか」

蝉川時雨「全員、くノ一からスカウトすればいい」

スズメ「三人目は誰ッス?」

蝉川時雨「三人目は、ミドルン王国に潜入させていた、くノ一、鏑 流射(かぶら るい)をスカウトする。アイツは、身バレしてフラクター選帝国に帰ってきた。丁度いい」

ツバメ「アイツ、性格悪いから嫌いです。カマトトで、猫被って、ブリッ子して騙し続けるタイプですから」

スズメ「ツバメ、自分の事を言っていることに気が付かないッスか?特大ブーメランがブッ刺さりッス。シグレ様。スズメは、このユニットで生存できる自信が無いッス。スズメを外して下さいッス」

蝉川時雨「ダメだ。お前が「リーダー」だスズメ」

スズメ「う゛っ。なんでスズメが「リーダー」ッスか?」

蝉川時雨「ツインテールだからだ」

ツバメ「はっ、スズメ、自爆」

スズメ「本当に流射で良いんッスか?」

蝉川時雨「今、流射は自宅に引きこもっている。ミドルン王国の潜入時に入っていた冒険者のパーティの事を引きずっているらしい。我々は、非情の忍者だ。ポンコツ化している流射の性根を叩き直して復帰させろ。ヘタレているくノ一は問答無用で修正するしかない」

スズメ「行くのは誰ッス?」

蝉川時雨「お前と、ツバメだ。さあ行ってこい」

ツバメ「なんで、シグレ様は行かないのですか?」

蝉川時雨「私は、流射の家族に恨まれているからだよ。アイツら、責任を押し付けやがった。流射が引きこもるように、メンタルを弱く育てたのは親の責任だろう。上忍の私は、人材をマネージメントする中間管理職なんだよ」

ツバメ「どうする、スズメ?」

スズメ「行くッス」

次回「第3のメンバー!刮目して待つべし!」

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