「徒然なる設定集003」
「予告編動画の解説として「電脳世紀東京ノーブルパゴーダ」の説明」
前作、「電脳世紀東京ネイショニストワルツ」から、三年半の時が流れた。耕太郎と結貴の間には、二人の子供、長男耕一と、長女結衣を授かっている。そして結貴は、次男を宿している。
耕太郎の姉であり、結貴の親友である、弥生は、生まれつきの悪運の強さで、頭を撃たれて失った記憶を取り戻した。耕太郎と結貴は、弥生の回復を確認。耕太郎は結貴に一世一代のプロポーズを弥生が診察を受けて完治した事を医師が告げた瞬間にする。
あっさり受諾する結貴。
弥生はキレて、耕太郎と結貴の結婚を妨害しようとする。
ちなみに、電脳世紀東京ネイショニストワルツでは隠していた設定で。耕太郎は大学に行っていない。理由は、エクステンダーの反乱の時に一緒に戦っていた身寄りのない志賀班長(エクステンダーの反乱の鎮圧時12歳)を、耕太郎の父親と母親が引き取った。志賀班長の本名はワトソン黒江で、白系アメリカ人とハーフのお笑い芸能人の父親と、元アイドルの日本人女優の母親の間に生まれたが、家族が全員エクステンダーが操る闇バイトに惨殺される。志賀班長は一人を殺して脱出。そして、戦災孤児となった志賀班長を耕太郎の父親志賀耕司と耕太郎の母親門倉和代は養女にした。耕司は和代の家の門倉家に入り婿になっている。志賀班長は、元国立大学の官僚養成を行う大学に進学した。続いて、弥生が、結貴と同じ大学に行くと、暴れて、仕方がなく、あまり優秀でない大学に弥生は入学した。
そして耕太郎の学費が門倉家から無くなった。
耕太郎は企業としてのアソシエーションの警察の大学校に入って、優秀な成績で、卒業。警察官として、東京の警視庁の殺人課のエリート捜査班に配属。
ちなみに弥生は、警視庁の殺人課の刑事だが、空飛ぶパトロールカーのフライアーに乗ることができない。それで耕太郎に怒りを燃やしている。弥生は身長が低いため(153センチ)、183センチある耕太郎に身長の面でも怒りを燃やしている。
だが、耕太郎と結貴の結婚式では、音頭を取って、ノリノリで司会をして、結婚式の進行を弥生は行っていた。
そして、結貴の職場であるビューロクラシー社の、すぐやる課に、政治商科研究大学の卒業生、エクステンダーの竹崎悦子が配属される。
悦子は、トラブルメーカーで、「私はエクステンダーです」と言って、すぐやる課全員から顰蹙を買い。みんな本物のエクステンダーだとは考えていなかった。そして、悦子は家が、お金持ちであることを自慢していて、課のメンバーがバカにすると、高級料亭「山椒大夫」の重箱に入った料理を料理宅配サービス。ムーバー・イーツのドローン宅配で取り寄せて、課のメンバーで食べることに。みんな美味しがって食べていたが、結貴は食べなかった。
悦子は結貴が高級料亭の料理を食べないことで違和感を感じていたが。
結貴「大体、冷凍食品の弁当を毎日食べている私が、あの「山椒大夫」の料理なんかランチで似合わないでしょ」
悦子「変わった人ですね。食べ物は、人を釣るのに昔から使うんですよ。陳腐化していますが、陳腐化するほどに有効ですから」
などの会話が在る。
最初は悦子にビビっていた結貴だった。
「電脳世紀東京プラトニックドール」では、結貴が第一子の耕一を宿している時に、悦子と一緒に、製薬会社が作った、モルモット生物の、人間として認められない人間である子供たちをストリートチルドレンとして保護する。その時に、悦子の今まで作り上げた、自身の仮面が壊れる。
そして、結貴が悦子がエクステンダーでなく人間だと言った。
悦子「…なぜ、あなたは、私の前に、もっと昔に現れてくれなかったの…」
と嗚咽を漏らす悦子。
悦子は左手の手首を覆っている人工皮膚を取り去って見せて自傷行為をしていた事が判明。
結貴にビンタを食らう悦子。
エクステンダーで、政治商科研究大学の国家主義者のサークルの会長を悦子がしていた過去から、悦子は対テロ課にマークされていた。
そして結貴は、親友の弥生と一緒に悦子を、対テロ課から救うために戦いを始める。正確には監視対象から外すために。夫の耕太郎も巻き込み、更に耕太郎と弥生の父親の、門倉耕司警視正と母親門倉和代警視も、巻き込む、結貴と弥生。
牛島来美は、すぐやる課の課長に半年前に昇進した。政治商科研究大学の卒業生故のスピード出世だった。そして、結貴と悦子を、除いた他の全ての、すぐやる課のメンバーたちにイジメられている。
レイナは、エクステンダーの反乱の時に、警察内部にエクステンダーが送り込んだ。アンドロイドだった。レイナは、耕太郎と弥生の父親と母親と一緒に捜査をしていたが。レイナは裏切ってエクステンダーに内通していた。志賀班長の家族が全員殺された事件にもレイナが間接的に関わっていたため、志賀班長はレイナを憎んでいる。
そして、「電脳世紀東京ネイショニストワルツ」で、なぜ、アソシエーションが分裂したか。
そもそも、国家を否定するアソシエーションがなぜ誕生したか。
人類が恒星間航行を成功させ。人類は地球型惑星セカンドを発見した。
そして、銀河大航海時代の幕開けとなり、人類は国家同士の争いを捨てるために、国家を一度否定する道を選んだ。
だが、アソシエーションは、理想を目指していたが、徐々に綻びを見せ始め、不完全であったことが、「電脳世紀東京ネイショニストワルツ」では語られている。
そして「電脳世紀東京ネイショニストワルツ」から三年半の時が流れた。
殺人事件は、スペースコロニー「夢の島」で発生する。東京の飛び地でありながら人口約250万人の独立国家であるスペースコロニー「夢の島」。半独立国家として、エクステンダーの宇頭勇が独裁的な権力者として君臨していた。だが、その宇頭勇が殺された。エリア日本から、「夢の島」独立運動を目指す、息子のエクステンダー宇頭勲。そして、エリア日本への帰属を掲げる、野党の自由保守党(エリア日本では第一党)。選挙の監視を行う、ためにビューロクラシー社のエリア管理課の室長で、竹崎恭三も、耕太郎とレイナと共に同行する。
さあ、今年の2025年の間に「電脳世紀東京ノーブルパゴーダ」は完成するのか?