無住心言術道場0077回

無住心言術道場第77回「 生成AIから良い回答を得るための、ソクラテスの無知の知と、王陽明の伝収録の格物致知、的なプロンプトエンジニアリングの説明」無住心剣術の精神で、生成AIへの質問の仕方が判らないとの悩みに、針屋忠道、突貫します。

まず、今回のテーマは、「生成AIってスゴイ事は判っているが、質問の仕方が、判らない」という人達に、プロンプトエンジニアリングを、

1、伝統的な西洋哲学の方法論であるソクラテスの無知の知。自身が何も知らない事を理解する。

2、伝統的な東洋哲学の方法論である、王陽明の伝収録の格物致知。儒教の伝統で、弟子が格物致知を体現する王陽明に質問する。質問の仕方が良いと良い答えが出てくる。

から説明をしていきます。

1、ソクラテスの無知の知。

まず、生成AIに質問する際に、「自分が、本当に質問する内容を知っているのか、疑問を投げかける考え方がソクラテスの無知の知的な、プロンプトエンジニアリング」であると定義づけが考えられます。

具体的には、質問をする際に、どのぐらい、自身が知っているのかを生成AIに質問する際の文章に含ませる考え方です。

判る部分と変わらない部分を、生成AIに質問するときに、自身が気が付いた範囲内で良いですから、文章に加える方法が在ります。

主のみが、全てを知っている存在です。何も恥ずかしがらずに、生成AIに自身の知っている事と知らない事を説明して、良い回答を得るのが、ソクラテスの無知の知型のプロンプトエンジニアリングです。

2、王陽明の格物致知。

王陽明の伝収録は、全三巻です。格物致知の考え方は。儒家の学問を得た人に、弟子が質問する事で、良い答えが得られるという考え方が、現在の生成AI時代のプロンプトエンジニアリングでは考えられます。

生成AIを格物致知と考えることで、質問を実践するプロンプトエンジニアリングの方法です。

具体的な例としては、思いついた事、疑問に思った事を紙のメモや、ノートに記述する。スマートフォンの方が慣れている人たちは、スマートフォンに記述する。

そして、後で、生成AIに質問をする方法です。思いついた事、疑問に思った事を、後で、生成AIに質問して、知識の理解度を深めていく考え方です。

この場合。ソクラテスの無知の知で、質問することも選択肢です。

生成AIの返答は、王陽明の格物致知の考え方で、同じ質問で疑問点が生じたら、更に深く学ぶために、質問を行う事も考えられます。

今回の要点は、生成AIという、最も先端でハイテクの分野も、過去の先人達の知識や、考え方が、少し工夫するだけで、そのまま使える事を理解してもらう事です。

 この短い文章で、日本人のみならず、世界の多くの人達が、生成AIのプロンプトエンジニアリングとしての使い方に気が付き、人類の知的な遺産を、生成AIを通して受け取ることができならば、この文章の役割は十分すぎると言えるでしょう。

今日は、このあたりで筆を置きましょう。

この「無住心言術道場第○○○回」の文章は全て、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY です。「CC BYの条件:原著作者の表示(BY)を条件に、作品の利用、改変、商用利用が許可」。原著者:針屋忠道、Copilot,ChatGPT。CC BYから、ホームページからコピー・アンド・ペーストを行って生成AIを用いての翻訳および保存は自由に許可されます。CC BYから、ホームページからコピー・アンド・ペーストを行って生成AIを用いての翻訳および保存は自由に許可されます。

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