無住心言術道場0076回

無住心言術道場第76回「 日本で現在、公立学校が軽視されている理由は、アメリカの私立学校重視の傾向と、イギリスのパブリック・スクールの伝統が日本に誤った形で流入している事へ説明。今後の日本人の人口回復のための、教育費が少なくて済む日本の公教育の再生と生成AIの活用への提起」無住心剣術の精神で、今回も正念場。いつでも正念場の針屋忠道、突貫します。

 では、要点から先に書きましょう。

 まず、日本は、現在、教育費が掛かりすぎている。結果的に、日本人は出生率が低下している。

 だが、日本の私企業である教育産業に、教育費を支払っても、満足のいく結果は得られない。

 その結果として、更に、高額の教育の支払いが必要だとの間違えた思考様式が日本国全土に一般化して、同調圧力まで生じている状態であると考えられる。

 この現在の、公立学校が軽視される理由は、外国の教育文化の構造主義的なコードが、日本に流入していると考えられる。

 1、アメリカの天才経済学者ミルトン・フリードマンの教育バウチャー制度が、カリカチュア的に粗悪な間違えた形で日本国内に流入している可能性。ミルトン・フリードマンは、公立学校の廃止を論じている。だが、日本は、本来は明治以降の学制が、日本の国民国家のラングとしての主流派のコードである。

 2、イギリスのパブリックスクールは、私立学校であるが、神学校からスタートしている。イギリスの私立学校は営利目的の私企業ではなく、宗教的な理由から権威をもっている私立学校である。

  

 この2点が、日本にグローバル化と共に、歪な形で流入化した結果。日本では、現在の悲惨な、公教育の衰退が起きて、私企業である、私立学校が、大学への進学に有利な状況が生じている。

 なぜ人口減少につながるのか。

 1、大学への進学に有利になるため、高額の教育費を支払う必要がある。その結果。その家庭は、子供を多く出生できない。1人の子供を持つ家庭が多くなった場合。加速度的な形で、ドンドンと、出生率が低下する。

 2、大学への進学を、公立学校へから目指す場合。学習塾や予備校への教育費が掛かる場合。私立学校へ通う費用と同じぐらい、教育費が掛かる場合が在る。結果的に、子供は多く出生できない。結果的に出生率が低下する。

  3、学習塾や予備校などが、教育産業として大学進学へのサービス業として利益を得る結果。私立学校も含めた教育産業に学費を支払えない家庭からの、公立学校出身の大学進学者が減少する。出生率が低下し、人口が減少する日本では、長期的には、学習塾や予備校は、自身で、顧客となる、学生の絶対数を減らす。経済学では共有地の悲劇と呼ばれる現象である。私立学校も含めた日本の教育産業が欲張りすぎると、日本人が主流派を占める日本全体が衰退に向かい。外国人が多数派になり、日本は消滅へと向かう。

 4、結果的に、日本社会全体に、不公平感が高まっていく。その結果として、社会の不安定化が進む。闇バイトなどの、稚拙かつ幼稚な犯罪へ、日本社会全体に不公平感が高まった結果として向かっていく。この日本社会の閉塞感とも一時期言われてた現象は、社会学的には、基本的な社会階層の移動の不可能性が日本社会に蔓延しているだけの現象であると冷たく説明する事も可能である。

 以上の理由から、日本の公教育の再建は不可避である。現在の日本の家族制度の危機は、家庭が、実社会で通用する教育を与えられず。親が情けない思いで、子供を育てる状態が多いと考えられる。その結果、非婚、子供を持たない夫婦などの、教育問題に起因する、社会学的な現象が生じると考えられる。

 だが、現在は、生成AIが使える。

 日本の公教育は、生成AIの学校教育への普及と共に、再生を行っていく方向が考えられる。

 生成AIの特徴は、本来、一生、勉強しても、見つけられない知識を、世界の全ての人達が得られる、画期的な特徴を持っている。

 確率偏微分方程式などは、日本では、一般向けの書籍では従来は原則的には扱われなかった。だが、生成AIから、簡単に概要の説明を受けられる。

 これは、中等教育である、高等学校以下の段階でも、大学以上の勉強を、能力と、才能と、意欲がある学生は開始ができる。もしくは、目標として、説明を生成AIから受けて、励みにして、現在の、中等教育までの学生期間の文部科学省の定めたカリキュラムで勉強をしていく。

 そして文部科学省の定めたカリキュラムで判らない部分は生成AIに質問する選択肢と、自身が通う学校の教師に質問する選択肢が、公立学校でも与えられる。

 などの選択肢の増加が考えられる。

 もしくは、生成AIと、自身が通う学校の教師の双方に同じ質問をする選択肢もある。

 現在のデストピア的な、日本の公教育は、生成AIと共に、復権を、日本固有の明治以降の学制の伝統と共に再生を目指すべきであると考えられる。

今日は、このあたりで筆を置きましょう。

この「無住心言術道場第○○○回」の文章は全て、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY です。CC BYの条件:原著作者の表示(BY)を条件に、作品の利用、改変、商用利用が許可」。原著者:針屋忠道、Copilot,ChatGPTCC BYから、ホームページからコピー・アンド・ペーストを行って生成AIを用いての翻訳および保存は自由に許可されます。CC BYから、ホームページからコピー・アンド・ペーストを行って生成AIを用いての翻訳および保存は自由に許可されます。

Hide picture