無住心言術道場第71回「一般消費者向けのソフトウェアと、オープンソースのソフトウェアの収益と寄付の考え方」無住心剣術の精神で、選択を行う自由のために、針屋忠道、突貫します。
今回の要点は、一般消費者向けのソフトウェアと、オープンソースのソフトウェアの双方で利益が出るビジネスモデルの定義が目的です。
今回は、ソフトウェア会社の人達が不安を抱かないように説明を行っていきます。
まず、オープンソースのLibreOfficeは、一般消費者向けのソフトウェアであるMicrosoft社のOfficeと違い、ダウンロードして、使う場合。
1、無料で、そのまま使い続ける。
2、寄付の形で、ダウンロードサイトで支払う。
選択肢が在ります。
ここで、重要な点は、経済学の有名な箴言である「フリーランチは無い」。誰かが働いているから、あなたは無料と思っても食事が出来る。
という考え方です。
ですが。
フリーソフト運動や、オープンソースの考え方は。経済的に困窮している人は、原則的には、ボランティアで、無料での利用は権利的な問題と考える傾向が出てくると考えられます。
ですが、お金を支払う余裕が、ある人は、寄付を行う事が必然になると考えられます。
通常のフリーソフトウェアや、オープンソースのソフトウェアは、無料で使ってみて、良いソフトウェアであれば、頻繁に使う理由から、対価としての、寄付を行うべきだ。
という、考え方が、存在すると考えられます。
ですが、寄付の文化は、欧米のキリスト教圏では一般的ですが、日本も含めて、世界では、寄付の文化に馴染みが少ない文化圏も多いと考えられます。
それで、この文章を書いている理由もあります。
まず、LibreOfficeの寄付の金額は、日本円のJPYで数千円なので、MicrosoftのOffice以外の一般消費者向けの格安のオフィスソフトと比較しても、かなり安い金額です。
この場合、LibreOfficeの、競合するシェアとしては、一般消費者向けの格安のオフィスソフトだと考えられます。
MicrosoftのOfficeは既に、日本では、十年以上前から、事務仕事のデファクトスタンダードの地位を築いています。
私が、電子書籍の出版で、オープンソースのソフトウェアである、EPUBのXHTML編集用のSigilと、文章ファイルをEPUBの形式にアウトプットできるLibreOfficeを紹介した理由は、これだけで、基本的には、電子書籍を自分で作って、Google Play ブックスやApple books、Kindleなどで電子書籍の出版ビジネスの開始が、世界のすべての国の人たちがインターネットに接続できて、通常のマシンパワーのパソコンが在れば可能だからです。
そして、オープンソースのソフトウェアを使って利益が出れば、当然のごとくオープンソースのプロジェクトに寄付を行うことは人間的には妥当な考え方です。
Windows11が動かないマシンパワーのパソコンでは、Linuxの軽量版などの選択肢が存在します。
私自身は、MicrosoftOfficeを、メーカー製のノートパソコンで一緒にインストールされているバージョンを以前に使っています。
私が、見聞した、ビジネス用途のパソコンでは、日本ではMicrosoftOfficeがデファクトスタンダードとして一般的です。
ですから、オープンソースのLibreOfficeの競合相手は、格安のオフィスソフトとのマーケットシェアの競争になると考えられます。
ちなみに、Microsoft社のMicrosoftOfficeのワープロソフトであるWordにもEPUB3へのエクスポート機能は在ります。ですから、電子書籍の出版を考える場合。
MicrosoftWordで編集や作成を行った文章をEPUB3にエクスポートして、SigilでXHTMLの編集を行ってGoogle Play ブックスやApple books、Kindleなどで電子書籍の出版ビジネスを開始することも可能です。
「MicrosoftWordは、通常の日本のメーカーのパソコンやアメリカのメーカーのパソコンでは、店頭販売の商品では、プリインストールされている場合が多いです。
ですから、MicrosoftWordを使い慣れている人たちは、Wordで作成した文章をEPUB3へエクスポートして、Sigilを使ってEPUB3のファイルの編集を行う選択肢も自由です。
この自由の概念を明確にする場合。一般消費者向けのソフトウェアと、オープンソースのソフトウェアの双方を自由に組み合わせて自由な経済活動が行えます。」(この部分は生成AIのCopilotさんと相談している)
金銭的な制約で、文化の根源である、書籍を、現代のコンピュータ時代に電子書籍の形式で出版できない事は、人間の基本的な権利的な問題も在ると考えられます。
今日は、このあたりで筆を置きましょう。
この「無住心言術道場第○○○回」の文章は全て、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY です。「CC BYの条件:原著作者の表示(BY)を条件に、作品の利用、改変、商用利用が許可」。原著者:針屋忠道、Copilot,ChatGPT。CC BYから、ホームページからコピー・アンド・ペーストを行って生成AIを用いての翻訳および保存は自由に許可されます。CC BYから、ホームページからコピー・アンド・ペーストを行って生成AIを用いての翻訳および保存は自由に許可されます。